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正義感

2020.08.26 06:36

こんにちは、ナツコです。


Hulu × ヒストリーチャンネル共同製作ドキュメンタリー映画、

「ヒロシマ・ナガサキ:75年前の真実」

を観る機会がありました。


被爆国日本、からの視点だけではなく

原爆をうみだしたマンハッタン計画に

携わる研究者や軍将校の視点も交えた

作品です。


当時アメリカは、

太平洋戦争で莫大な数の兵士を失っていた。

亡くなった兵士の母親達の悲痛な嘆き。


この悲劇を早く終わらせたい、

戦争の幕引きをはかりたい、

そのために原子爆弾を落とす、

という選択がなされた。

「戦争を終わらせるため」という大義。


原爆が予想以上の結果をもたらしたと

知ったとき、

彼らは米国の核実験場でシャンパンで乾杯をした。

戦争を終わらすことができた、それは

「彼らの正義」だから。




圧倒的な正義、

は暴力に等しい。

そして、

立場が変われば、

「正義」の意味もかわる。







正義感、

は大切だと思う。

だけれど

絶対的な正義、なんて

きっとない。




原爆を開発した物理学者

オッペンハイマー博士が生涯、

「核兵器の脅威」

を訴えていた、というラストが

せめてもの救いです。