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肌感覚

2020.08.27 08:06


アトピー性皮膚炎さんとは、

幼いころから長年にわたりお付き合いしました。



痒い、という感覚は

本当にどうしようもない


身体を走る戦慄のようなあの痒み

イライラすると余計に痒くなる

心の中がつぶさに皮膚に現れる感覚

皮膚というモニターに内面が映し出される



掻いても掻いてもおさまらない

あのいてもたってもいられない

やり場のない苦しさよ



身体は血だらけになるし

見た目は残念な感じになっていく



頭皮にでたときにはひどい。

ジクジクしたところが

お薬で乾燥すると、

今度はカサブタになる。

その、治りかけがとんでもなく痒い。

ポロポロとカサブタが剥がれて、

まるで頭皮が剥がれるかのように

髪の毛の穴がプツプツ空いた

大きなカサブタがとれる。

お洋服にそのカサブタがついて

とても恥ずかしかった。




痒みをじっとこらえる

あの経験は

実につらいものです。

子どもならなおさら。

かくのをやめなさいって言われると

余計に掻きむしりたくなる。




周りの友達に同じようなひとがいなかったから

自分の例しかわからないけれど

アトピーって、年齢と共に

自然に治っていく場合が多くあるそうです。




わたしが治ったのは、

29歳から30歳にかけての頃。

下の子を出産するころ自然に

綺麗に治っていきました。



それまで治ったり、

また発症したりの繰り返し。

どんな治療法も塗り薬も、

一時的に良くなっても

完治はしなかった。



腕や脚の関節、首筋、

衣服の摩擦がおきるところは特に酷かった。



治った理由は、、

わかりません。


ただ、30歳頃になって、

ようやく現世で生きることに

諦めがついた頃に治ったかも。

また生まれてきてしまったことに諦めがついた頃。

二人目を出産するころから、

すーっと治っていきました。



いくつも皮膚科を受診して

肌に合うお薬を調合してくれるところを見つけ、

皮膚科通いが当たり前の生活だったけど


それがなくなると、

あっという間に、

お肌が痒くないのが普通の

暮らしに慣れた。



みんなこんな楽に暮らしていたのかーと

最初は驚きさえあった。

痒くないって、ここに存在してていいよって

言われているような感覚。

痒くないって

なんて素晴らしいんだろうって。




中学一年生の思春期のころ

酷くかきむしって荒れて血が出ている

腕を見られるのが恥ずかしくて恥ずかしくて

困っていたとき、ふと、



「これは本当は痒くないのではないか?」

と、疑ってみたことがあった。

だって普通に食事し、運動し、健康で、しかも

痒いと感じるところには、なにも触れていないのに

痒くなる理由がわからなかったから。



ひょっとして、

痒いのではないのでは? と

ふと思いついて


痒みがでてきたときにじーっと患部をみて

本当は痒いのではない。と心でつぶやいた。

掻くのを我慢し、

暇さえあればひたすら患部をみつめた。

主に授業中(笑)



ただ周りの女の子みたいに、

綺麗な肌になりたかった。



どのくらい続けたか、、

そのうちに痒みが起こらなくなった。

ひどかったところは綺麗な肌に戻った。

やっぱりな、、と思った。



視たら治る、この感覚を身体で覚えた。

意識を向けたところには

エネルギーが動いていくのだから

今は当然のことのように思える。



その後、高校生、短大生、社会人と成長し、

様々な不合理に直面するたび、頭を使って

なんでも理屈で考えるようになると、

とにかく頭皮にアトピーがでた。


朝起きると痒すぎてかきむしって抜けた髪の毛を見て愕然としていました。。

そのうち全部抜けるのではないかと怖かった。

シャンプーを変えてみたりなんでもしたが、

無駄だった。



ただ、いつもの癖で

どこか冷めて観察していると、

どうやら痒みがでるタイミングは、

心に強いストレスがかかったとき。

環境の変化が起こるたびに

高熱を出したり、

アトピーが悪化することに気づいた。

気づいてからはだんだんと起こらなくなった。




表面的には、いつも強気で平気な顔をしていたけど

心の中ではいろんなことと戦っていたんだろうなぁ。独り相撲。




いい加減、理屈で考えて自分の力で

無理やりねじ伏せようとするのをやめなさいって、

一生懸命気づかせてくれようとしてたのかな、

なんていまは思う。

多くのひとにこのことを教えてあげたいな。



わたしはずっと、格別のご高配をいただき

視えない存在に助けられてきた。いまもそう。



アトピーをもって生まれたおかげで

肌感覚は人一倍強い。それに、

視角・聴覚・味覚・嗅覚・触覚の五感に加えて、

第六感もしくは第七感までいただけるとは

なんと有難いこと。。


でもこれ、実は誰にでも備わっているのだと思う。

未開発なだけで。



あると思えばある。

そこにスポットライトをあてていけば

少なからず思い出してくるのだと思う。






知れば変わる。




次のブログで、

9月のワークショップのお知らせをいたします。

今年も残すところあと4か月。


こういう世界が好きだー

なぜか惹かれる、、という皆さんは

是非一度ご参加ください。

一緒にその世界を視に行きましょう。





Thank you for reading my blog.


Sofie KT.