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8月26日 試作バイブレーションのテスト

2020.08.26 12:27

珍しく台風が日本を直撃しないコースで移動していますが、離れていてもある程度の影響はあるので(変に爆釣したりとか)いよいよ雨が降る前にと個人的に使うために前回から実釣テストを始めた試作品LLC70にもう一つ、試作品V58、その他諸々を持って早朝からテストに行ってきました。

 

朝イチの空。数時間後にあっという間に暗くなり、土砂降りになるとは思わなかったです(笑)

 

前回も書きましたが、クランクでは探れない着水点の真下のディープレンジをデッドゾーンのままにしたくないというのと、真冬に使えるシンキングバイブレーションが欲しくなったので、まずは習作としてSW70のボディをベースにした試作品LLC70を作ってみました。

◆試作品LLC70


 

今回はやや遅れて作り始めた普通のバイブレーションに近いものをと,

試作品V58も

◆試作品V58

自分用なのでロクに写真も撮ってませんでした(笑)

これも習作なのでまだ全体的に四角いカットのままです。

 

両モデルはほぼ反対の性質を持ちながら同じところを目指すといったものにしてあります。

 

さて、今回も『どうせなら一度も行ったことのないところに行きたい』ということで、まだ暗いうちから池を3か所回って最後の一か所でようやく『ここ!』というところに巡り合えたので、意気揚々と準備開始。

 

たぶん、この時の私の顔は相当緩んでいたにちがいありません(笑)

 

初めての場所ってそれだけでもう楽しさ3倍増しです。

 

それが静かで水のきれいな場所ならなおさらです。

 

で、水が奇麗なのと(ややステイン)ウッドカバーがどれぐらいのものかわからないので、対カバー性能の高いHP502MR、カラーはデルタクローでスタートです。

 

スタートしてすぐに、いきなりバイブレーション投げなくてよかったと思えるほど木が沈んでいました(笑)

 

なんならダイビングモデルがちっとも潜っていかないレベルで木が沈んでいます。

 

少し潜る→枝や幹を乗り越えるのにクランクが上がってくる→また少し潜る→また枝や幹(以下略)

の繰り返しで、小さなワンドなんか全面水深1m以深にクランクを突っ込めない状態です。

 

ほどなくしてHP502MRで1匹確保

水が奇麗なので魚も綺麗です。

 

ここも前回の場所と同じく、フッキングできないような小さなバスがコンコン当たってきます。

 

25~30㎝ぐらいのバスなら掛かるのもいましたが、バイトの深さにかなりの差があり、これは大丈夫と思っていてもポロっと外れたりします。

これは何でやろう?

 

でも当たってくる数が多いのは良いことです。

 

奥へ進むとウィードエリアがありました。

 

スタート地点からは見えない位置なので、これはちょっと嬉しいです。

 

岸とウィードパッチまでの隙間も大きいので、かなりいろんなものが試せます。

パッチの横で1匹。ウィードも綺麗です。

 

さて、ボトムも見えてきたのでここから試作バイブレーションのテスト開始です。

ウィードエッジに沿うように沈めたり、浅いエリアでボトムに当てずに中層をできるだけスローに巻いたり、逆に土煙が上がるようにボトムタップさせたり、試作品にできることとできないことをチェックしつつ何匹かキャッチ。

 


最奥部の一番浅いポイントで『ここは見えてないけど居そう』というところがあったので、SW70(パーチ)に変更。

 

着水と同時に後の水面が大きく動き、SW70のところで停止。軽くプロップが回るだけになるようにわずかに巻くと『ボンッ!!』と本当にライギョと間違えるような炸裂音とともにSW70が宙にポーンと跳びました(笑)

 

まだ狙ってるはず、と今度は強めに超ショートジャークを入れると今度こそ食いました。

 

が、フックがほとんど刺さっていない感触に気が付くと同時にまたポロリ(笑)

 

少なくとも40はあるかというサイズだったので惜しいことをしました。

 

そしてまた試作バイブレーションにスイッチ。

 

この辺りからフォールへの反応が強くなってきました。

 

LLC70はフォール時に弱ウォブリング、V58はS字を描きながら両者ともノーズから沈んでいきます。

 

ある程度期待してこういった動きが出るように作りましたが、ここまで反応するとは思ってもいませんでした。

 

フォールスピードも遅めで対カバー性能もそれなりにあるので気を使わなくて良いのが非常に楽です。

 

ただ、ラインを張らず緩めずにしているだけで食ってくるので、これに傾倒しすぎると間違いなくクランクのリトリーブがドヘタになると思いました(笑)

 

ここで池の半周を過ぎました。

最奥部の1匹は別として、浅いレンジではそれなりのサイズを見ないので、良型はか深いレンジにいそうだな、と。

 

試作品V58をできるだけ岸と平行に近い角度で投げて確実にレイラインの下を通ってくるようにゆっくり巻いていると食いました。

痩せ気味ですが、かなり走りまくった42㎝です。

 

試作品初テストで40オーバー達成です。
余談ですが、実はもう一つの試作品LLC70もテスト可能なところまで進めた状態で岸から43㎝を釣っていたりします。

これはその時のバスです。

 

このあたりから小バスの写真を撮るのをやめてメモに書いておくだけにしました。

 

今日も結構釣れるているので1回でも多く投げて思いつくかぎりのことをするにはうってつけです。

 

レンジは深めで、を意識しながら先に進むと最奥部が年中日光が当たらないだろうという小ワンドが出てきました。

 

ここも期待できそうだと試作品LLC70を入れてみるとワンドの入り口付近から小バスのバイトが連発です(笑)

 

キャッチしたのは数匹でしたが、バイト数が他よりも多いのでやはり良い場所なんだと奥に進むとワンドの最奥とこちらを仕切るように水面に横たわる木があります。

 

普通に巻いていれば躱せますがこの木の奥で掛けるとボートが引っ張られて枝に刺さりそうなのでロッドをMHのものに、ルアーはHP502MRに戻し、カラーは暗くてもある程度目立つように黒金#2に。

  

居るなら食ってくると思いますが、できることならこの木を乗り越えてからにしてほしいなと考えていると木の向こうで食ってきました。うん、やっぱりな(笑)

 

有無を言わさず木を乗り越えさせてキャッチ。




かなり痩せていて力も弱かったのですが、読みどおりに出てくれてありがとうです。

 

ポイントの最奥部まではまだ入れていないので、ポイントの規模的にもう1匹ぐらい出るかと今度は試作品FL90DR(キャンディグリーンタイガー)に変更。

 

奥の奥へと放り込んで巻き始めた瞬間に食ってきました。

 

38㎝ぐらいです。

 

先程のより一回り大きなのが陣取っているかと思いましたが外しました(笑)

 

もう少しで一周というところで急に日が陰りだしたので空を見上げると、あと少しで雨が降りそうな色の雲が空一面に広がっています。

 

さっきまで晴れ間が見えていましたが、もう少し、せめてあと半周ぐらいと試作バイブレーションのみに絞ってテスト続行です。

 

小バスをポツポツ釣りながら進み、SW70でバラした最奥部で今度はLLC70でミスバイト。

 

ボートの横を逃げていく40オーバーを目で追っていると、オーバーハングの外の水面に小さな波紋がたくさん(笑)

 

降ってきました。

 

もうペースを上げながら戻るとするか、とスタート地点まであと30mというところで本降り来ました(笑)

 

頻繁に通っていた池なら降り出すタイミングを見誤ることはほぼありませんが、初めての場所ですので降ってくるタイミングをはかり損ねました。

 

急いで上陸、片付けましたが、もうビッチャビチャ(笑)

 

これにて終了です(笑) 

 

結果、合計15匹、試作バイブレーションも偏りなく納得のいく数を出せたので良しというところです。

 

ただし、現時点では冬以外の季節に向いている性質だと感じたので、真冬のボトムでメタルバイブのように左右にパタパタと倒れるようなアクションか、違っていてもスローなバスを食わせられるアクションを出せるようにしたいところです。

 

それと両モデル共にフォールスピードの速いものもほしいところです。

 

それでは皆さん良い釣りを(o^-')b