Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

大東流合気柔術 天山道場

ひとり稽古

2016.06.30 01:50

稽古は道場でやるものじゃありません。

道場は「習って」「試す」場所です。

稽古は道場以外でやるものです。


昔ひとりで数か月ほど海外旅行に行った時、英語がまったくできなくて最初の頃は四苦八苦しましたが、そのうち慣れてくると相手の言ってる事はわかるようになってました。

とは言えそもそも勉強はサボっていてしてなかったので英単語をさほど知らず、会話の限界はかなり低いのですが、それでも相手が伝えたい事がカンで理解できるようになっていました。


英語ができる日本人旅行者に

「お前スゲーなぁ!英語知らないくせに、相手の言いたい事はちゃんとわかってるなもんな」

と感心されたものです。


でもしょせんはカンでかなく、正確に分かっているわけではありません。

そのためそばに英語が話せる人がいるとついつい

「ナニナニ?いま彼はなんて言ったのー?」

と通訳してもらってました。


しかしそういうふうに誰かに頼っていた時は、相手が何を言ってるのかさっぱりわからないものでした。

たぶん同じような経験をされた方は多いと思います。


武道に限らず、勉強や習い事というものは先生なり誰かに頼ってしまっていてはなかなか上達しないもので、すごく時間がかかってしまうものです。


道場で習ったもの、体験したものを、道場以外でああでもないこうでもないと一生懸命考え工夫し、やれと言われた事はとりあえず続けてみる。

身体を動かし身体をつくり、再び道場に来た時に試してみる。

もし間違った場合は、道場で指摘、修正してもらう。

そういうふうに取り組んだ方が、何倍も早く上達するものです。



そして何より面白がってやってみる、それが一番の上達の秘訣なのかも知れません。