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「カヌー」と「カヤック」の違いとは

2020.08.28 15:34

カヌーとカヤックの違いをご存じですか?
実際に、見た目もスタイルも漕ぎ方も違うこの2つの舟を理解してもらい、アウトドアフィールドで、自分に合う舟はどちらなのかの参考にしてもらえればと思います。

まずはじめにカヌーとは、どういう舟のことを言うのでしょうか。

前も後ろもとがったデザインで、漕ぎ手が前を向いてパドルを使い漕ぐ舟のことをカヌーと言います。しかし、実際には使用目的によって形は色々あり、呼び方も異なってきます。

アメリカやカナダでは、カヌーとカヤックを明確に言い分けています。シングル・パドルを使うのものがカヌーで、ダブル・パドルを使うものがカヤック。しかしイギリスでは、カヤックという呼び方はなくて、どちらもカヌーと呼ぶようです。
日本ではどうでしょう。まだカヌーやカヤックに接するが少ないこともあり、知らない人は、どちらもカヌーという人の方が多いかも知れません。
カヌーはシングル・パドルでブレード(水かき)がひとつ、そして片方の側のみを漕いで前進させるため、ダブル・パドルのカヤックと比べると難易度が高く、ひとりで自由自在に乗れるようになるには、練習が必要です。しかしその分、奥が深く、その魅力にハマる人が多いです。一方、カヤックは、ダブル・パドルで操作性が簡単なため、観光地などのネイチャツアーなどで使われてることが多いです。


●カナディアンカヌー

アメリカやカナダのインディアンが作り出した舟です。オープンデッキでたくさんの荷物を運ぶことができます。ブレード(水かき)が片側だけに付いたシングル・パドルを操作します。デッキが広いため、子どもや犬を乗せやすく、家族でカヌーを楽しむ方も多いです。

オープンデッキのスタイルから、静水や流れが激しくないところで使うというイメージですが、ホワイトウォーター、つまり流れが激しいところでもカナディアンカヌーを乗る機会は多くあります。カヌーで激流のある川を漕ぐときには、浮力体を前後につめて浮力を確保して、水の潜入による沈がないようにすることもあります。


●カヤック

デッキが閉じたスタイルで、ダブル・パドルを使って漕ぎます。グリーンランドのイヌイットが狩猟用にアザラシなどの皮を張って作った舟が起源とされています。
本来、海用に作られたカヤックですが、川で使いやすいように改良されたのが現在のカヤックです。クローズド・デッキのため、激流の中でもスカートを取り付けることで艇内に水が入らず、浮揚力が強いのが特徴です。
カヤックは、使用目的からさらにファルト・ボートやシー・カヤックというように細かく分類されます。

以上、カヌーとカヤックの違いの理解はできましたでしょうか。

次は、実際にその違いを体感で理解してもらい、水上で気持ちの良い風と陽射しを浴びながら、いつもと違う景色を楽しんでみてはいかがでしょうか。