Classic Music and Asian Atmosphere.

ハンガリーの人々（マジャール民族）は元来アジア系です。

バルトークやコダーイにとどまらず、マジャールの、そのクールというか冷徹かつ透明で歴史や物語を見通す覚めた解釈に敬意を抱いております。

Ozawa Berliner Philharmonikerのバルトークはリズムのアジア性がもたらす普遍的バルトークを思うのです。ウィーンにはできない世界をベルリンフィルは見事に再現します。

他の指揮者、例えば、ショルティもハンガリー出身ですが、彼のバルトークはOzawaに比較するとはるかに西欧すぎると、私は思うんです。

ほんのちょっとだけ出す泥臭いモタモタ感。このもったりした感覚は嗅ぎとれるか否かっていうギリギリの刹那的アウトプットでものを言います。

これからもバルトークはとても大切な存在として私が聴く音楽の上位に位置し続けるんです。

間違いなく。