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「宇田川源流」 「安倍首相お疲れさまでした」という気持ちを込めて安倍首相の辞任について個人的な意見を述べてみたい

2020.08.31 22:00

「宇田川源流」 「安倍首相お疲れさまでした」という気持ちを込めて安倍首相の辞任について個人的な意見を述べてみたい


 8月28日に安倍首相が辞任を表明した。本日後任の自民党総裁を選ぶための手続きをどのようにするのかということを決める自民党総務会が開催される予定であり、その決定に従った自民党総裁に関する決定、その後特別国会による首班指名がなされ、天皇陛下による任命があったのちに、正式に日本国の総理大臣は変わる。

とりあえず安倍首相お疲れさまでした。

体調が悪いとのことで、そのことによって迷惑がかかるということを憂慮しての御決断であり、また、28日の会見でもあったように北方領土問題(日ロ関係)、拉致問題(北朝鮮問題)及び憲法改正問題を意欲を持って取り組んだにもかかわらず、国際関係や世論の盛り上がりに欠けることから積み残したことに関しては非常に残念に思い、何とかその手で成し遂げてもらいたかったとも思うところであはあるが、しかし、体調の問題ということから、そこは今後の後任の問題として引き継がれることを強く望むものである。

さて、潰瘍性大腸炎の悪化(または再発)ということであり、それ以上のことは少なくとも正式に発表されていない。もちろん他の情報は様々に存在するが、とりあえずは、体を療養し、その後、政界に復帰していただきたいと切に望むものである。

安倍首相との関係に関しては、今まで様々なところで書いてきたとおりであり、また首相になってからはほとんど接触をしないままに現在まで来ている。まあ、ある意味で今後の政局ということも気になるところであるが、まずは安倍首相のこともさることながら日本国が今後どのようになるのかということをしっかりと考え、そのうえで、安倍首相の今までの経験や人脈を生かして今後も活動していただきたいと思うものである。

さてその今後のことに関しては、下記に書くことにしたい。


首相に近い議員「寝耳に水」…与党幹部にも知らされず一斉に驚き

 安倍首相の辞意表明は、与党幹部にも事前には知らされておらず、一斉に驚きの声が上がった。自民党内からは、憲法改正や東京五輪・パラリンピック開催を在職中に見届けることができなかった首相の心中をおもんぱかる声も出た。

 「体調が思わしくない。ご迷惑をかけないよう辞任を決断した」

 首相は28日午後2時過ぎから、自民、公明両党幹部に電話で辞意を伝えた。首相に近い議員も一様に「寝耳に水」だったという。

 自民党の稲田朋美幹事長代行は記者団に、「あまりにも突然だった。予想もしていなかったので本当に驚愕している。日本経済や安全保障、外交を再生したことに敬意と感謝の気持ちだ」と振り返った。

 世耕弘成参院幹事長も「政治行動をともにしてきた。断腸の思いだ」と語り、「新型コロナ対策をまとめて、迷惑をかけないように判断されたことは支持したい」と述べた。

 一方、公明党の山口代表は、国会内で首相と会い、辞意を伝えられた。この後、記者団に「困難な中、一緒に努力してきたことが続けられなくなるのは非常に残念だ。政治の安定と残された課題に、責任を持って対応したい」と強調した。

 自民党は、2018年に党改憲案をまとめ、首相も「歴史的使命」として、改憲への意欲を示してきた。ただ、改憲論議に消極的な野党の態度もあり、機運は高まらず、下村博文選挙対策委員長は28日、都内で記者団に「本当に残念だ。安倍政権の大きなテーマだった。次の首相がだれであっても、成し遂げることが必要だ」と語った。

 首相は、1年延期を決めた東京五輪・パラリンピックの実現にも意欲を示してきた。橋本五輪相は「首相のおかげでここまで来た。首相という立場でオリンピック開催を見てもらいたかった」と唇をかんだ。

2020年08月28日 21時08分 読売新聞

https://news.nifty.com/article/domestic/government/12213-775057/


 さて、野党やマスコミは様々に言われているが、まずは今後のことに関して書いておくことにしたい。まあ、まず今日のこの時間の段階なので、何でも好きに言えることであると思う。

まずは自民党の総裁選、若手といわれる人々は「党員投票」などということを言っているが、自民党の取り決めでは、「原則党員投票」といいながら「緊急性のある場合は、両院議員総会にて総裁を決めることができる」ということになる。さて、今回の安倍首相の辞任と現在の社会情勢において「緊急性のある場合」といえないのかどうか、そこが政治家としての判断となるであろう。現在コロナウイルス禍の中で、自民党の議員が「党員票獲得」といい、東京から地方に行くことが国民にどのように受け取られるのか、また、現在の米中関係やアメリカの大統領選挙を控えてどのように考えるのか。そのような認識が自民党の議員としてどのように考えているのか。「国民のこと」「国家のこと」を考えているのか、あるいは「自分たちの権利」ということしか考えていないのかの問題ではないかと考える。そのような自民党を国民が支持するであろうか。「党員で選ぶべき」これは一つの論理であるが「党員以外にも国民はいる」ということもぜひ考えてもらいたいものである。

一方、もう一つの要請は「国際社会の中の日本」である。

もっと単純に言えば、安倍首相が問題にした「北方領土問題(日ロ関係)」「拉致問題(日本・北朝鮮関係)」ということだけではなく、「日米関係」「日中関係」「中東情勢」それに「アフリカ」「ヨーロッパ」と様々な関係がある。それらの関係をしっかりと維持することができるのかということが最も大きな問題であろう。

日本は、現在「日米同盟」を基軸に様々な国との間に国交があるということが一つの外交の基軸である。そしてもう一つは「世界平和」と「国際法の遵守」ということである。当然に、国際法を守ることのできない国に対して、毅然とした態度をもってしっかりと対応することができるのかということが大きな問題になるといわれる。

そのように考えた場合、個人の金銭的な問題化「経済的な問題」なところだけで、日本にある企業、自分の懐のエゴだけで物事を考えているような人は困るのである。

「天に従って人として行うべき道を一筋に歩む。その道は利己的でなく公正さを持って誠を尽くすものだけが歩むことができる。」

今小説を書いている主人公の、現実の名言なのであるが、まさにそのような感じであろう。「帝王学という学問はない。帝王学とは森羅万象を学ぶことである」まさにこのようなことが現在の次の首相に問われているのではないか。

いずれにせよ、国のことを考えることのできる人が最も重要なのではないかということが言えるものである。