【取組】金澤氷室のかき氷
板五米店(運営 株式会社向こう三軒両隣)では様々な取り組みを行っています。8月、板橋区、金沢市、クラモト氷業さんにもご協力頂きながら「金澤氷室」を使用したかき氷を販売致しました。
板橋は金沢市と所縁があります。板橋宿エリアは加賀藩の下屋敷であったことから、町名や施設、橋などに「加賀、金沢」など名残が随所で見られます。ひとつには金沢から江戸へ氷を献上する「氷室の雪氷」というものがあります。
板橋区も毎年「氷室の雪氷」の解説パネルと合わせて一日限定公開していたりイベントを行っていました。今回はコロナの影響でこの催しができないとのお話から、民間企業として何かお手伝いすることは無いかと考えた結果、店舗として独自に氷を仕入れ「かき氷」として地域の皆様に提供しながら文化に触れて頂くことができればと考えました。そこで金沢市の老舗クラモト氷業様にもご協力頂き、氷の手配が付き期間限定となりますが「金澤氷室のかき氷」として開催しました。
板橋区から金沢市観光協会さんへ働きかけて頂き金沢市の名産「金箔」なども提供頂き、さらに商品に彩りが加わりました。
期間、板橋区の方以外も都内から金沢市などに所縁ある方が多くいらっしゃいました。このように商品ひとつで地域のルーツが垣間見れる入口をつくることで、土地ことやその関りを少しづつでも知ることで、先には地域への愛着に繋がってくるのだと深く感じました。
今回は急遽でしたので数量限定、期間限定となりましたが来年に向けて板橋の名物となるような商品に磨きをかけて、種類も含め定番化していければと思っています。
今回のように行政や商店街組織などで手が回らない部分は、民間企業の強みを活かしていければと思います。僕らは板五米店カフェを通して地域がより賑やかになることを引き続き目指していきます。