7月5日　プリンキピア刊行（1687年）

アイザック・ニュートンの『自然哲学の数学的諸原理』（プリンキピア）が刊行された日です。これは古典力学では不可欠なものとなっています。

この本が出版されたのはエドモンド・ハレー（ハレー彗星のハレーです）とのやりとりがありました。

ニュートンは彼に論文を読んでもらったところ、素晴らしさに気が付いたハレーは研究の成果を出版したほうが良いと薦めました。

当初、王立協会は同書の出版について資金提供などを行うと確約していたそうですが、編纂が終了し、いよいよ出版の段階になって深刻な予算難に陥ってしまい（ほとんど売れなかった書籍に費やされてしまっていたといわれる）、王立協会からの資金提供を受けられなくなってしまったことから、已む無くエドモンド・ハレーが出版費用を工面した上での自費出版にしました。

自分が信用する人からもらう一言、心にしっかりと刻みこめば、おのずと次の行動が生まれるのですね。

セレンディピティとは、偶然をきっかけに幸せになる能力です。人の素晴らしさに気が付き、その気持ちを伝える。それで相手が変わると自分自身も嬉しくなりますね。

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