エッグタルト。
先日、用事が重なり久々に神保町の辺りへと出掛けて参りました。
神保町から小川町にかけては老舗の喫茶店や洋菓子店、お寿司屋さんなど美味しいお店が数多くありますが、
近年、気になっていながらも長いこと伺えずにいたお菓子屋さんがありました。
『DOCE ESPIGA(ドースイスピーガ)』さん、3年程前にオープンされたポルトガル菓子専門店です。
こちらのパステルデナタ(エッグタルト)が絶品らしいとの噂を耳にしてはいたのですが、
大人気なので予約必須かつ予約は店頭でのみ、と中々入手するのも難しそう・・・
この日は朝早い時間でして、ふとDOCE ESPIGAさんのことを思い出し立ち寄ってみました。
幻のパステルデナタ、ショーケースには並んでいなかったけれど・・・何と、出して頂けました!
この後に予定もあったけれど、保冷バッグに入れて大事に持ち買ってきましたよ。
エッグタルトはパイ生地で作るポルトガル式のものと『蛋撻』と呼ばれる中華圏のものがありまして、
私が点心と一緒に作っているのはラードを使用した生地で作る香港式のものになります。
これまで、私的ベストエッグタルトは香港の上環で何気なく入ったお店のものでしたが、
ポルトガル式ではこちらのDOCE ESPIGAのパステルデナタが一番だと思います!
何と言ってもザクッとしたパイ生地がとても美味しいので、是非お試しください。
タルトの他にも美味しそうなお菓子が並んでいるので色々と楽しめそうですね。
この日は、水道橋に器のギャラリー『千鳥』さんにも立ち寄りました。
先日、器作家『ヨシノヒトシ』さんの個展が開催されておりまして、
あいにく会期を終えられたばかりだったのですが、まだ会場が残っており拝見することができました。
近頃はメールやinstagramなどの情報を中々チェックする余裕がなく、こうした展覧会を多々見逃しておりますが・・・
ご縁で出逢えた器たちは大切に使わせて頂きたいと思います。
ついでに、神保町で持ち帰った一冊も。
文筆家・甲斐みのりさんの『歩いて、食べる 東京のおいしい名建築さんぽ』です。
その名の通り美味しいものが頂ける建築をご紹介されていて、建築も食べることも大好きな私には何とも嬉しいガイドブックです。
現在、こちらを原作にしたドラマ『名建築で昼食を』も放映されておりまして、
貴重な名建築のディテールを映像で拝見することも出来ますよ。
落ち着きましたら、『おいしい名建築』を是非巡ってみたいなと想いを馳せています♪
つつむ点心教室natsume棗