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よい自信とは_第78号

2016.07.05 14:51

本日も「仕事と幸福、そして、人生について」から引用し、引き続き「自信」についてみていきたいと思います。

P261に「いかにして、自信を持つか?」というタイトルで以下のように書かれております。


自信とはつまるところ、自分を信じることである。しかしそのためには、自分自身について正確に知らなければならない。

(中略)

よい自信とは、自分のできることとできないことを正確に知っていることであるあり、そのうえで、たとえオッズが悪いと分かっても挑戦するときの心の支えになるものである。そのような自信に必要なものは、他人の評価に真摯に耳を傾ける姿勢であり、それよりももっと大切なものは、自立を支える内面の核と知的な誠実さである。

自立と誠実の精神は、新しい時代の成功したキャリアに欠かせない。

たとえば怠慢は無責任さの表れであり、仕事を避けるためのさまざまな心理学的ないいわけはもう通用しない。

(中略)

これらの崇高な志は、キャリアだけでなく人生全般に当てはまるものだと思うかもしれない。


就職支援では、自己の棚卸がとても重要です。それはとても労力がかかります。そして、ある意味、自信をなくしてしまう場合もあるかもしれませんが、自分自身について正確に知る必要があるのです。そこから自信が生まれるということです。

渡辺三枝子先生の論文だったと思いますが、BigFive特性を利用した研究で、「誠実性」を挙げておりました。また、私の論文でも「誠実性」に有意差が出ておりました。

この著者は、「自立と誠実の精神は、新しい時代の成功したキャリアに欠かせない。」と述べております。

やはり誠実さは大切だと思います。