小さな靴ってどうしてこんなに可愛いんだろう・・・
お子様の履いていた靴、子どもの頃に履いていた靴
こんな愛らしい靴だけど、
すぐに成長してしまうから履いていた期間はほんのわずかですよね。
そのままシューズボックスの奥に眠らせてしまうってよくあるんじゃないでしょうか?
私もまさにそのうちのひとりです。
記念のランドセルをリメイクなんていうのはよくありますが、靴ってそう言えば・・・んぅ〜思いつかない...
ですが、以前「もう履けなくなってしまった子どもの靴を綺麗にして保管出来るようにしたい」とクリーニングのご依頼がありました。
あぁそんな素敵な発想・・・
お客様の素敵なご依頼で新たな発見ができ嬉しい気持ちになったことがありました。
このブログの機会に私の子どもの頃に履いていた数十年前の靴をクリーニングしてみよう!!実験。
簡単に<クリーニングのご説明>
クリーニングは消臭・除菌がメインになり皮革専用の洗浄剤を使用して丸ごと水洗い洗浄することで普段のお手入れでは取り除けない汚れなどを落とす。
劇的に変化する場合もあるクリーニング
なんば店のFacebookでもご紹介しているので気になる方はご覧くださいね。
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ではではまずは1足目デザートブーツ
うん十年前のシミはそう簡単に取れませんでしたが、型崩れが戻りました。
最後にクリームで革から失われてしまった水分、油分を補いブラッシングして輝きが戻りました。
2足目Tストラップシューズ
Tストラップシューズは子ども靴の典型的なデザインのひとつだそうです。
1番変化がありました!
ほったらかしにしていたので、乾燥がひどかったですが、しっかりクリームを浸透させステッチにカラークリームが移らないよう気をつけながら擦り込み仕上げました。
3足目スニーカー
履いている写真があり思い入れの1番ある靴だったので洗ってみました。
コバ(靴底の周囲の縁部分)の黄ばみがひどかったのですが、クリーナーなどを使ってかなり落ちました。
3足クリーニングして、心配していたのは見た目からは劣化は感じなかったのですが、あれから一度も足を通さず数十年経っている
洗うことにより、ソールが剥がれてしまうのではないかと少し不安がありましたがそんなこともなく、スニーカーの中敷だけが劣化してポロポロとスポンジが剥がれ落ちる程度でした。
(クリーニングが難しい革質や素材、材質があります。)
クリーニングのご紹介なので、劇的に変化がある方が分かりやすいのではないかと思いましたが、こんな方法もあったんだ!と知ってもらえる機会になるんじゃないかと思ったことと、こんな可愛い靴を履かせてもらっていたこと、ちゃんと残しておいてくれたこと、小さな子どもに突然降りかかってくる出来事がある中で、私は大きな病気をすることもなく今までこうして力を使う靴の修理の仕事が出来るぐらい健康に生きてこれたことに感謝したいなぁと思う今日この頃です。
靴から見える世界も悪くない
なんば店