言葉を上達させるために
2016.07.05 20:57
どの隊員も最初は言葉苦しみます。ここでは、マダガスカル語を少しでも早く上達するためのコツを紹介します。
マダガスカルの公用語といえばフランス語とマダガスカル語。訓練所でフランス語を勉強して、マダガスカルに到着後1ヶ月間、マダガスカル語の任地訓練があります。村や日常会話のほとんどがマダガスカル語。地方の方言やら発音の違いやら受身系やら「やめてくれー!」って言いたくなる事も多いのが現実。でも、任地訓練の一ヶ月ではまともに話せるようにはならない。赴任当初は活動どころではないのが普通です。
マダガスカル語の大きな特徴は受身形。受動態で話される事が多いのです。例えば ‘I love you’ は’Matio anao aho’ですが全く使われず、 ‘Tiako ianao’つまり’You are loved by me’が使われます。この受身形は大変難しく、多くの隊員が苦労します。また発音(LとR、BとVなど)や地方独自の方言に苦しむ隊員も多くいます。方言は非常に大変で全く違う言葉といってもいいほどで、マダガスカル人でさえも分からなかったりします。
◆語学上達のコツ
先輩ボランティアからのメッセージを紹介します。
- まずは友達を作ろう。「マダガスカル人の友達いません」なんて活動以前の話!
- 毎日馬鹿話。一緒に歌を歌ったり恋バナをしたり、馬鹿話こそ語学取得の近道!
- 毎日少しずつ。いきなりペラペラ話せるわけはありません。毎日コツコツと。
- 覚えた言葉は無理やりでも使う。間違えてもかまわない。まずは使ってみる。伝わらなかったら伝わるまでチャレンジ!
- 毎日いろいろな人と話をする。村に飛び出そう!わからなくても話をする。伝えようとすればわかろうとしてくれる!
◆便利サイト
Malagasy Dictionary and Encyclopedia of Madagascar
オンライン辞書。フランス語訳だけでなく英語訳も一部対応しており便利。サイト右上の検索ボックスにマダガスカル語もしくはフランス語・英語を入力して「Search」ボタンをクリックすると、対応するフランス語・英語もしくはマダガスカル語を検索してくれます。
いわずと知れた王道ところ。「マラガシ語」という項目を選択可能