NGO、国際機関、ボランティア
隊員が活動する村落の住民はなかなか自分たちの生活向上につながるNGOや国際機関とのつながりを持つことができず、「知ってさえいれば」という情報に触れることができません。この情報を必要としている住民に流すのも私たちの役割の一つです。自分の活動方針にあったNGOがあれば協力することもでき、活動に幅が出るでしょう。また、活動に思い悩んだ時、行き詰った時に相談を持ちかければ何かよいアドバイスをもらえるかもしれません。
SECCALINE(政府機関)
子供の体重測定、栄養指導を主に、子供への小麦粉などの食料支給も行っています。SECCALINEの入っている地域では、体重測定のカバー率が大きく違います。また各種資料も提供してくれます。
PSDR(政府機関)
世銀の資金で運営されています。村落開発を幅広く行っています。PSDRの活動を参考に活動を行っている隊員もいます。
PSI Madagascar
アメリカ資本のNGOです。主に保健医療部門の活動を行っています。また「シネモビル」と呼ばれる動く映画館でマラリア対策他いくつかの映画を見せ、啓蒙活動を行っています。自家発電気があるので、電気がない村でも大丈夫です。
CECAM
アンタナナリボ州を中心にマイクロクレジット(村落住民の小規模ビジネスをお金の貸付によって支援)を行っています。JOCVではマイクロクレジットは行えないので、マイクロクレジットに興味を持っている人はCECAMにコンタクトを取ってみましょう。
Lalana
主に道路の建設、修復管理などの活動ですが、環境や学校の建設等他にも様々な活動を行っています。アンバトゥランザカ、フィアナランツァ、マジュンガ、ムルンダヴァに支部があります。
AED/Action
アンタナナリボを中心に環境保全の活動をしています。主に環境教育や植林などを行っています。
FIKRIFAMA
Church World Serviceというプロテスタント系の団体が運営しているNGOです。水(飲み水)のプロジェクトを行っています。マダガスカル全土800の村のプロジェクトサイトがあります。
CRS (Catholique Relief Services)
40年の歴史があるNGOです。食料安全、HIV AIDS、緊急時対応と準備、平和構築、以上の4つのプロジェクトで活動中です。
SAF/FJKM
プロテスタント系FJKMが運営するNGOです。環境、小規模資産、保健、農業および畜産の各分野があります。
Corps de la Paix(アメリカ平和部隊)
アメリカ人ボランティア。任期は2年で活動分野は保健、教育、村落開発などいろいろです。2004年9月現在約160名がマダガスカルにいます。現地語も流暢な人が多く、JOCVにも好意的な人が多いようです。
Association Française des Volontaires du Progrès (AFVP)
フランス人ボランティアで任期は2年です。村落開発や教育などの分野で活動をしています。
VATSY
スイスのプロジェクトで、給食を作る調理道具を提供しています。実際に食材を集めて給食を作るのは親ですが、そのサポートを行っています。
ここで紹介したのはほんの一部です。マダガスカルでは様々な団体、NGOが活動しています。詳細については調整員、事務所スタッフまで。また、地方で活動しているローカルNGO については配属先等で聞いてみましょう。