じゃらんと楽天トラベルをsimilarwebで比較してみた
similarwebというWEB業界では一般的な他社サイトのアクセス数がわかるツールがある。
以下のような記事も出ているように正確性はわからないが、ある程度の指標にはなると思われている便利なツールだ。
今日はこのsimilarwebを使って大手のOTAを比較してみよう。
前提として、similarwebは1か月以内の計測になるので見る時期によって内容は変わることは前提としておいてほしい。
以前見たジャストシステムの調査での上から順番に見てみるが、今日は2大OTAであるじゃらんと楽天トラベルだ。
まずは訪問者数から。
じゃらん
月間の訪問者は19百万。この半年の推移はあまり変わらない。
楽天トラベル
楽天トラベルは22百万。じゃらんよりも3百万人多い。
滞在時間はどちらも変わらず。
PV/UUも差はない。
次は流入経路。
じゃらん
じゃらんの流入経路の1位はもちろん検索。比率は53%。
直接(ブックマーク?)訪問するのが22%。これは非常に常連の利用者がいるということが伺える。
他サイト経由が19%だ。
やはりソーシャルは少ないですね。
楽天トラベル
一方の楽天トラベルは検索経由が36%。じゃらんと比較すると割合が少ない。
2番目が他サイト経由31%。じゃらんより多い。
直接来る人も3番目だが26%とじゃらんよりも多い。
意外なのはメールで、楽天というとメールがすごく飛んでくるイメージがあるが、3.9%とじゃらんとほぼ同等だ。
それぞれ訪問者数で換算してみると以下のようになる。
・じゃらん
検索:1000万人
直接:420万人
他サイト経由:360万人
・楽天トラベル
検索:792万人
直接:682万人
他サイト経由:572万人
他サイト経由はどのサイトから来ているのか。
じゃらん
今回は計測時期が悪かったようだ。
上位にTLリンカーンや手間いらずといったサイトコントローラーがきており、一般的なサイトとしてトラベラーズナビという九州ふっこう割のサイトがきている。
日常的にはサイトコントローラーもトラベラーズナビもおらず、5位のトラベルコちゃんやハピタスなどのポイントサイトが上位にきている記憶があるので、今の時期は特殊と思われる。
楽天トラベル
こちらもTLリンカーンは上位に来ているが、わりと通常どおりといえるだろう。
楽天市場からの訪問が一番で、次がポイントサイトのECナビだ。
次に検索の内訳を見てみよう。
じゃらん
楽天トラベル
検索は広告経由が楽天トラベルのほうが割合が多い。この内容からじゃらんは「じゃらん」と検索する人が多いと予測される。
訪問者数で割ってみると、じゃらんは86万人が広告経由。楽天トラベルは195万人が広告経由ということになる。
肌感的にはじゃらんと楽天トラベルでこんなに広告経由の人数が異なるかな?という疑問はあるので、あくまで参考値といったところだろう。
次回は3位を伺うOTAやその他のOTAを見ていきたい。