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宇都宮二荒山神社

2020.09.04 03:09

https://lucky-day.at.webry.info/201812/article_17.html  【下野国(しもつけのくに)一宮 ~ 宇都宮二荒山神社(うつのみやふたあらやまじんじゃ) 】 より

社務所に鉄製狛犬(複製)が置かれていました。頭と体を『やさしく』なでるといいそうです。説明書に『日本一かわいい狛犬』とあるが・・・。

正式名称は二荒山神社ですが、日光の二荒山神社(ふたらさんじんじゃ)との区別のために鎮座地名を冠して「宇都宮二荒山神社」と呼ばれています。古くは宇都宮大明神などとも呼ばれました。現在は通称として「二荒さん」とも呼ばれています。二荒山神社は大変歴史が古く、第十代・崇神天皇(すじんてんのう)の時代にさかのぼることができる神社です。何度も火災にあい、古い史料のほとんどが消失しています。現在残っている社記には、第十六代・仁徳天皇(にんとくてんのう)の時代に毛野國(けぬのくに)が上下の二国に別けられ、御祭神・豊城入彦命(とよきいりひこのみこと)の四世孫・奈良別王(ならわけのきみ)が下毛野國(しもつけのくに)の国造(くにのみやつこ)に任ぜられます。この時、祖神である豊城入彦命を荒尾崎(下之宮)に祭神として祀ったのが始まりで、その後承和五年(838)に現在の地臼ヶ峰に遷されたと伝えられています。

社格等:式内社(名神大)論社、下野国一宮、国幣中社。現在は別表神社。

主祭神:豊城入彦命(とよきいりひこのみこと)

神紋:左三つ巴

ご利益:家内安全・厄除・交通安全など

花ごよみ:

住所:栃木県宇都宮市馬場通り1-1-1

拝観:年中無休。9:00~17:00

拝観料:境内拝観自由

電話:028-622-5271

URL:http://www.futaarayamakaikan.jp/

アクセス:

・JR宇都宮駅西口よりバスで5分

・東武宇都宮駅より徒歩15分

鳥居(とりい)

以前は明神鳥居でしたが、平成二十年(2008)に明治以前と同じ両部鳥居で新築されました。

石段(いしだん)

末社と石碑

奥から、針霊碑・筆塚、そして末社の菅原神社・十二社・劍宮が並ぶ。

菅原神社

菅原道真(すがわらのみちざね)を祀る。学問の神さま。

十二社

国常立神(くにのとこたちのかみ)、国狭槌神(くにさづちのかみ)、豊斟渟神(とよくもぬのかみ)、?土煮神(うひじにのかみ)、沙土煮神(すひじにのかみ)、大戸之道神(おおとのじのかみ)、大苫邊神(おおとまべのかみ)、面足神(おもたるのかみ)、惶根神(かしこねのかみ)、伊弉諾神(いざなぎのかみ)、伊弉冉神(いざなみのかみ)、天照皇大神(あまてらすすめおおみかみ)、天忍穂耳神(あめのおしほみみのかみ)、彦火瓊々杵神(ひこほににぎのかみ)、彦火々出見神(ひこほほでみのかみ)、鵜茅葺不合神(うがやふきあえずのかみ)を祀る。肇国(ちょうこく:建国)の神さま。

劍宮

素戔嗚尊(すさのおのみこと)を祀る。武道の神さま。

末社

奥から、水神社・荒神社・松尾神社が並ぶ。

水神社

罔象女大神(みつはのめおおかみ)を祀る。水の守神。

荒神社

素戔嗚尊(すさのおのみこと)を祀る。疫病鎮めの神さま。

松尾神社

大山咋神(おおやまくいのかみ)・中津島姫命(なかつしまひめのみこと)を祀る。お酒の神さま。

上野勇一歌碑(うえのゆういちかひ)

神門(しんもん)

切妻、銅板葺き、唐破風、一間一戸、四脚門。

手水舎(てみずしゃ)

水盤は枝源五郎(えだげんごろう)が奉納したもの。源五郎は江戸で成功した宇都宮出身の大侠客(きょうかく)で、悪事を戒め困った人々を助け民衆からも大変親しまれた親分だったそうです。


社殿(しゃでん)

主祭神・豊城入彦命のほか、大物主命(おおものぬしのみこと:大黒さま)、事代主命(ことしろぬしのみこと:恵比寿さま)を祀る。かつての本殿は入母屋造でしたが、現在は神明造となり、拝殿は入母屋造です。神明造の本殿と入母屋造の拝殿が相の間で結ばれた少し変った様式の建物です。現在の社殿は明治十年(1877)に再建されたもの。なお、創建時の旧荒尾崎(馬場町)には摂社・下の宮を祀り神社発祥の聖地を守っています。

狛犬(こまいぬ)

手塚七木句碑(てつかしちぼくくひ)

宇都宮市出身の俳人。

 『うぶすなの 大杉ゆする どんどかな』

神楽殿(かぐらでん)

銅板葺きの四方入母屋造で軒唐破風を配しています。

前田雀郎句碑(まえだじゃくろうくひ)

宇都宮市出身の川柳家。

『夢の中 古さと人は 老いもせず』

神馬像(しんめぞう)

高岡市の一ノ瀬高級美術銅器製作所の一ノ瀬宗辰(いちのせそうしん)の作。昭和五十五年(1980)の奉納。

精子の動きの撮影に成功したイチョウ記念碑

樹齢約三百年の雌株(めかぶ)。明治二十九年(1896)、東大助手 平瀬作五郎により、イチョウが精子をつくり受精することが発見されましたが、その様子は当時の技術では撮影できませんでした。昭和四十七年(1972)、高校教諭 松本正臣・斎藤長重両氏により、この木のギンナンによって動く精子の姿が世界で初めて撮影されました。

末社 市神社・須賀神社(いちじんじゃ・すがじんじゃ)

市神社は、大市姫命(おおいちひめのみこ)を祀る。商売の神さま。須賀神社は、素戔嗚尊を祀る。お天王さん。

狛犬(こまいぬ)

石碑群(せきひぐん)

末社 女体宮(にょたいぐう)

三穂津姫命(みほつひめのみこと)を祀る。三穂津姫命は、日本書紀にだけ出てくる大国主(おおくにぬし)の后(きさき)。三穂津姫命は、生産、出産の神で女性の身心諸願成就、縁談、安産に御利益があるとされる。

末社 十社(じゅっしゃ)

素戔嗚尊(すさのおのみこと)、天兒屋命(あめのこやねのみこと)、味?高彦根命(あじすきたかひこねのみこと)、武甕槌命(たけみかずちのみこと)、豊城入彦命(とよきいりひこのみこと)、大山咋命(おおやまくいのみこと)、事代主命(ことしろぬしのみこと)、下照姫命(したてるひめのみこと)、譽田別尊(ほむたわけのみこと)、日本武尊(やまとたけるのきこと)を祀る。県内式内社の神さま。

御神庫(ごしんこ)

明神の井(みょうじんのい)

江戸時代には宇都宮名水「七水(しちすい)」のうちのひとつと数えられました。明治天皇の御幸された際にこの水を茶の湯としたと伝えら、この水を使うと書道が上達するという言い伝えが残っています。

末社 初辰稲荷神社(はったついなりじんじゃ)

倉稲魂命(うかのみたまのみこと)を祀る。豊穣・商業の神さま。

お狐さま

石碑

蒲生秀実(がもうひでざね)記念碑と乃木希典(のぎまれすけ)記念碑が並ぶ。蒲生秀実は、江戸後期、下野宇都宮出身の尊王論者。字は君平(くんぺい)。荒廃した歴代天皇陵を調査し、文化五年(1808)、『山陵志(さんりょうし)』を執筆しました。この際、「前方後円墳」の語を初めて用いました。天皇陵の荒廃を憂え、復興を説き、幕末の尊皇論者に影響を与えました。また、ロシア軍艦の北辺出現を契機とし、文化四年(1807)に『不恤緯(ふじゆつい)』を著し、幕閣に危機意識と海防の必要性を訴えました。林子平(はやししへい)、高山彦九郎(たかやま ひこくろう)とともに『寛政の三奇人(奇人は優れた人の意)』と呼ばれました。乃木希典は軍人で教育者。日露戦争における旅順攻囲戦の指揮や、明治天皇の後を慕って殉死したことで国際的にも著名。

末社 東照宮(とうしょうぐう)

徳川家康を祀る。

社務所(しゃむしょ)

斉館(さいかん)

与謝蕪村句碑(よさぶそんくひ)

江戸中期の俳人・画家。芭蕉・一茶と並び称される俳人。俳号は、蕪村、宰鳥(さいちょう)など複数もつ。

『鶏は羽に はつねをうつの 宮柱(みやばしら) 宰鳥』

【御朱印】

「二荒山神社」

https://ameblo.jp/ameoto613/entry-12614771762.html  【鎮守の杜 宇都宮二荒山神社の素敵な福の神御朱印 (栃木県宇都宮市) No.2】  より


http://futaarayamajinja.jp/about/ 【鎮守の杜 宇都宮二荒山神社】  より


https://kyonsight.com/jt/miya/futaara.html  【二荒山神社】