イギリス大学院出願その2
イギリス大学院への出願。その1の続きを書きます。
2015年2月、3つの大学の4コースからOfferをもらっていました。(その1参照)当時の私は、国内の某大学で修士課程3年目(社会人入学で4年のコース)に在籍しており、認知言語学を専攻していました。そのため、Birmingham大学の言語学部が提供しているTESOL MAを第一志望としていました。コースのスタートは2015年9月の予定で、在籍していた日本の大学院を休学しBirmingham大学へ留学する、という目論見でした。在籍している教育機関へは、2015年の4月から休職する希望を出し了承されていました。2月といえば次年度の人事もほぼ確定し、細かな調整を行う時期です。
そんな2月のある日の夜、Offerの内容をしっかり確認しようと思い、スマホ片手にOffer letterを読み返していました。Offer letterには条件付合格の細かな条件や、Offer取得後にするべきことの指示などが書かれています。その指示の中に、以下のような文言があることに気づきます。。。
Provide evidence of the satisfactory completion of your Master’s degree. Regarding this condition please provide a certified copy of your final transcript and certificate from your university to confirm your Master's degree result of at least B+.
え、ちょっと待って、、、つまりこれって、、、
「修士課程卒業してからきてね~」(ニッコリ)
ってことですかぁああ嗚呼ああアああああああああああああああああああああ!!!
そうです。Birmingham大学が求めていたことの中には、日本の修士課程を修了することも含まれていました。5回くらい読み返しましたよねぇ。。。
だって、仕事休みまーす!って宣言してましたから、、、焦りまくりました!!手とか震えていたと思います。私が働いていた職場では、もう次の年度へ向けて走り出しているわけです。もしかして、最悪の場合、仕事休みます=お給料なし&留学も1年間なし!という状況になってしまいます!まさにピンチでした。
最初にOffer letterをもらった時は、嬉しさのあまりちゃんと読んでなかったのでしょう。それに、同時に出願していたWarwick大学は、修士課程修了という条件を付けていませんでした。そのため、他の大学も同じものだと勘違いしていたわけです。よく読んでみれば、King's Collegeも修士課程修了が条件に入っていました。つまり、Warwickだけが唯一の無条件合格で、尚且つ2015年9月から留学可能な大学ということだったわけです。しかし、2015年2月の段階で心は完全にBirminghamでしたから、Warwickへ行く気は起きませんでした。Offerの条件をちゃんと確認せずに動いてしまったのも良くなかったですし、そもそも、1つの大学に在籍していながら他の大学へ留学というのも考えてみればおかしな話です。
結果的には職場の理解があり、2015年度は通常通り勤務できることになり事なきを得たわけですが、かなり肝を冷やす経験となりました。ただ、結果論ですが、コースがスタートするはずだった2015年9月頃といえば、1ポンド200円に迫る勢いの頃だったわけで、この記事を書いている2016年7月6日現在、1ポンドが130円台であることを考えれば1年留学が遅れたことはラッキーだったということかもしれません。
そんなわけで、2015年度中のイギリス留学は諦めることになりました。2015年は大学院4年目ということもあり、修士論文や学会発表などに専念し作戦を練り直すことにしました。また、2015年の夏休みを利用して現地の大学をしっかり見学する余裕も生まれることになりました。そして、その時の下見が現在留学を予定している大学院を選ぶきっかけの一つともなりました。
(その3へ続く)