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PUKA

【2020年】ファッション産業の現状。

2020.09.04 05:07
全世界で生産された洋服の60%は廃棄されている。

新品の洋服の6割は誰の手に渡ることもなく廃棄されています。
日本における年間廃棄量は約100万トン。これは枚数にすると、約30億着。

(独立行政法人 中小企業基盤整備機構調べ)

全世界では毎年約3,000億着の服が捨てられていることになります。
廃棄服の82%は、焼却や埋め立てで処分され、わずか18%しかリユースやリサイクルは行われません。

(出典:Pulse of the Fashion Industry Report 2017)


私たちが大好きで華やかな面しか見えていなかったファッションには、過酷な海外での労働問題、染色から起こる健康被害、現在アパレル産業は石油産業に続いて第2位の環境汚染産業だという事実が隠れているのです。現代のファッションビジネスの大半は、たくさん作って、たくさん売って、たくさん捨てる・・・。それが当たり前になっているかもしれません。

(映画『ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償』より

染色により健康被害を受けた女性)


あなたの何気なく買った洋服の先で、世界の誰かを傷つけていることがあります。

一人一人が消費者として、自覚を持った行動をしていきましょう!

ファッション雑誌やインスタグラムによって、誰かに作られた流行ではなく、自分の価値観を持ち、良いと思ったものに投票していくことが大切です。


もう誰もファッションで悲しませたくないです。



今私たちにできること


すぐに実践できる洋服との向き合い方を3つご紹介します!


①一枚の洋服を大切にすること。


例えば、店員さんとあんな話をしながら購入したこと、

シミができてしまったけど綺麗にしたこと、

お姉ちゃんからおさがりでもらったこと、など

その洋服についてのエピソードを思い出すとさらに愛着を持つことができます!

そして、洋服を購入するときにただ可愛いから、流行だからという理由だけでなく、なんでその洋服にときめいているのか自分に問うことも大切にしたいです。そして長く大切に着続けるために、汚れたらクリーニングに出すというのを1つの選択肢として持っておきましょう。


②洋服の着まわしを楽しむこと。


一枚の洋服でも組み合わせ方次第で全く違った印象にできます!

あなただけの合わせ方で個性を発揮させましょう!

今日はこの洋服をどんな風に着回そうかな・・・と考えるだけで自分のアイデンティティも磨かれていきます!✨特にシャツワンピやブラウスは着まわしに抜群のアイテムです。


②着なくなった洋服は捨てずにシェアすること。


あなたのいらなくなった洋服、どこかで必ず必要としている人がいます。

まずは家族、友達、近所の人へ、洋服を受け継いでいきましょう!

捨ててしまうよりも、新たな持ち主が大切に着ていてくれた方が自分も嬉しくなります✨👗


PUKA編集部から


私たちは流行に惑わされない、ファッションを通して自分を愛する雑誌『PUKA』を製作中です。1つの洋服を大切にする、ありのままの自分で生きていこうというメッセージをパワーのある雑誌を通して伝えていきます。

2020年3月発刊予定です。

手にとって見ていただけると嬉しいです!