シンガポールを走っていた旧マレー鉄道跡

ダウンタウン ラインのHIllview駅を降りて改札に出ると壁には旧マレー鉄道の線路を撮った写真のパネルが沢山飾ってある。霧に煙っていてモヤっと湿った空気が伝わってくる素敵な写真。それらを見て私も旧マレー鉄道の線路に行ってみたくなった。

Yipさんの絵があるレイルモールの目の前には陸橋があって、現在線路への石段は工事中で入れないのだけど、地元の人もササッと雑草が茂る道を登って見に行っているのですぐに場所が分かった。

陸橋は両方向でふさがっているので渡れない、

線路もほとんどが外されていた。

再びダウンタウンラインに乗って今度はKing Albert Park駅で下車。ここにも陸橋があって、そこを曲がると旧ブキティマ駅があるのです。

マレーシアからきた列車はシンガポールのウッドランズに入って、次にこのブキティマに停車。

2011年に廃線になったと聞くけど、もっと前の様にも見える。

Yipさんが書いたブキティマ駅の絵と比べてみた。

本当にここに列車が走っていたのね・・・・

こちらも工事中。

酸化して赤くなったレールと雑草がノスタルジック

地図を見る限り、線路を外した後はグリーンコリドーとかグリーンウェイとして残っていて、ブキティマからタンジョンパガーまで続いている。

そして、旧マレー鉄道終着駅、シンガポール（タンジョンパガー）駅

こちらも現在工事中で中に入る事は出来ないけど、重厚感のある立派な駅だったんだと思う。

地図を見るとMRTのCantonment 駅 (2025年予定)が近くに出来る予定なので、その駅舎になるのかしら？

夕陽を背にして止まったままの時計に哀愁が漂っていた。

飛行機でビューンとひとっ飛びも良いけど電車の旅も旅情があっていいなぁ～と思う。

いつかシンガポールを離れる前にイースタン オリエンタル急行に乗ってシンガポールからバンコクまでの優雅な大人な旅をしてみたいと思っている・・・・

出発前夜にはラッフルズに泊まり、車窓からの景色を堪能して、バンコクに着いたらチャオプラヤー川のほとりのマンダリンオリエンタルで過ごす。そんな旅をしてみたい・・・・

※世界にはいくつもの美しい駅がある。ニューヨークのセントラルステーションも素敵だし、荘厳なベルギーのアントワープ駅、青いアアズレージョが貼られたポルトガルのポルト駅も又美しいです。